みぞぐちクリニック BLOG

2014年9月28日 日曜日

レーザー&ビタミンAでスキンケア

本日は秋晴れのすがすがしい日曜日でした。
先週は咽頭炎と鼻みずの患者さんが多く、一部「花粉症かな?」と思わせる方もいらっしゃいました。
花粉症の患者さんにとっては、青天も逆に恨めしいかもしれませんね。


当院の師長さんも、鼻をぐずぐずいわせています(笑)
迷うことなく、苓甘姜味辛夏仁湯(ニョウカンキョウミシンゲニントウ)を飲んでもらいました。
虚証よりで麻黄がきつい方は、麻黄を含まないこの漢方薬が良いと思います。あまり苦くもありませんので、飲みやすいと思います。

さて、今日はサイノシュア株式会社が主催の「スキンケア戦略 2014」に参加するために、グランフロント大阪まで行ってきました。

今度当院で採用するドクターズコスメ「ENVIRON®(エンビロン)」を扱っているプロティアジャパンの担当者からの紹介でした。

来年には購入予定のレーザー治療器の選定を兼ねての勉強会参加でしたが、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

毎回思いますが、その道の第一線で活躍されている方々のお話からは、教科書に記載のないとても大切なポイントを得ることができますね。

今回のポイントを忘備録を兼ねて、まとめておきます。


①東京女子医付属青山女性医療研究所 根岸圭(ねぎし けい)先生

Qスイッチ・アレクサンドライトレーザー(以下、Q-alexと略)を使用した、「Accolade Therapy]による色素関連性リジュビネーションのお話。
根岸先生と言えば、当院採用のキュテラ社ライムライト&プロウェイブなどの光治療器の開発に携わったことで非常に有名な方。
今回は、サイノシェア社のQ-alex機器である「Accolade」を使って、「色素治療(いわゆるシミとり)」と「リジュビネーション(いわゆる肌の質感改善)」を一緒にやっちゃいましょう、という内容でした。

この機械は、アレクサンドライトレーザーながら、ns(ナノセカンド)の短いパルス幅(Qスイッチ)とμs(マイクロセカンド)の長いパルス幅の両方を選ぶことができ、さらに低出力治療に適した1.0Jを最低出力として設定できるのが特徴。
ハンドピースに付属するアダプターを付けて、肌より7センチ離して低出力&ロングパルス幅で中空照射することにより、全顔にトーニングが可能。(このあたりはフォトブライト治療に似た感じですね。)

次に、スポットな色素病変にはQスイッチで強い照射を行う。(表皮と真皮それぞれの病変にバランスよく治療を行える機器のようです。来年の購入機器、第一候補です。)

また、根岸先生が何度も強調されたのは、「医療機器による治療だけではダメ。正しいホームスキンケアを患者さんに実践してもらうことで、治療効果がさらにあがる!」という点です。
いつもながら思うのは、なんでも「これだけやっていれば良い」というものはないということ。
総合的に多方面から根気強くケアしなければ、最大の効果を出せないということですね。
一方患者さんは、シンプルで楽な方法を望みますので、理解はしてもなかなか実践ができないようですが。。。(笑)



②吉川病院 美容皮膚形成 部長 川添剛先生

βカロチンおよびビタミンA誘導体による光老化防止の有用性のお話。
お肌の老化の原因の80%は紫外線であり、その予防にはまずはビタミンAが大切。
ビタミンCとビタミンEは、ビタミンAを補助する役割でしかない。
ビタミンAおよびビタミンA誘導体(パルミチン酸レチノール、レチノイン酸など)は、細胞膜の酸化を防ぐ主役。
ビタミンAの重要性を認知してもらうために「Aケア協会」を立ち上げた、とのこと。

ENVIRON(エンビロン)のラインアップのほとんどに、このビタミンAが含まれています。
私も9月に入ってから、エンビロンのトーニングローション(乳酸約4%含有)とビタミンA入りのモイスチャージェルを使用していますが、光老化防止もさることながら、大人ニキビのできやすい脂性肌が徐々に改善していくのがわかります。

ENVIRONは最近、テレビCMでも放映されてますので認知度もアップしているようですね。

当院では、美容皮膚科開設記念としてこのENVIRONも含めて、各種ドクターズコスメをオープン記念特価で販売する予定です。
良いものはそれ相応の価格がいたしますので、この機会にお試しされてはいかがでしょうか?


「心・健・美」を追求するために、みぞぐちクリニックはさらにアップデートを続けます!























 


 

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2014年9月 7日 日曜日

ヘム鉄と非ヘム鉄~意外知らない鉄剤の話~

9月7日の日曜日、大阪は晴天。
なんとなく残暑が感じられ、じんわりと暑い1日でしたね。

9月に入ってすぐに、カルテナンバーが通算3000番を越えました。
開業から1年足らずの間に、非常に多くの方々にみぞぐちクリニックを訪れていただきました。
感謝、感謝、また感謝です。

「ありがとう」のお言葉を何度も頂きました。
その一方で、治療の効果が出ず、去っていかれた患者様もいらっしゃいます。
医療の不確実性は重々承知していますが、悔しい思いでいっぱいになることもあります。
治療効果の確率を高めて、皆様のお役に立てるよう、日々勉強、勉強、また勉強であります。

さて、今日は、意外に知らない「造血剤」のお話です。

貧血の時には「造血剤」を処方しますが、これは「鉄剤」であることはみなさんご存知のことと思います。

ところがこの「鉄剤」に含有する鉄には、「ヘム鉄」「非ヘム鉄」があることをご存知の方は少ないのではないでしょうか?

この2つの鉄の大きな違いは、吸収率と消化管への影響の2点です。

消化管からの吸収率では、ヘム鉄は非ヘム鉄の5~6倍(日本人のデータでは、ヘム鉄25%VS非ヘム鉄5%)と言われています。
また消化管への影響では、非ヘム鉄は細胞内に取り込まれる際に、3価から2価への鉄となるのですが、この2価のむき出しの鉄が「むかつき」の原因となります。
一方ヘム鉄は、ポルフィリンと複合体をつくるため、そのような胃腸障害を起こしません。過剰摂取も起こりにくいと言われています。

さて、医療機関における保険診療で処方可能な経口鉄剤は以下のごとくです。
(※治療に使用する1日の常用量100mgで値段を比較)

①フェロミア50mg/錠(20.4円/100mg
②フェロ・グラデュメット105mg/錠(17.5円/100mg
③インクレミンシロップ5%(101.7円/100mg

残念なことに、このいずれもが「非ヘム鉄」なのです。
つまり吸収が悪く、胃腸障害をきたしやすいものしか、医療機関では処方できないのです。

インクレミンシロップは他の錠剤に比較して、むかつきは少ない印象がありますが、ご覧のように薬の値段が少々高めです。
(とはいっても、3割負担の方では処方料などを含めても1か月分で1500~2000円ですが・・・)

そして「ヘム鉄」となると、市販されているサプリメントに頼らざるを得ないわけですが、インターネットで検索してみると以下の「ヘム鉄」が上がってきました。
(※治療に要する非ヘム鉄100mg/日に相当するヘム鉄を20mg/日として値段を比較)

①DHC「ヘム鉄」(5mg/錠、約5.8円/錠⇒約23円/20mg
②アサヒ「ディアナチュラ ヘム鉄」(3mg/錠、約23円/錠⇒約160円/20mg
③フジテックス「ワカサプリ ヘム鉄」(3mg/錠、約36円/錠⇒約250円/20mg

結構、各社で違うものですね。

結局のところ、健康保険を使えば比較的安く済みますが、「非ヘム鉄」なので飲めない方もいます。
市販のサプリを買えば簡単に「ヘム鉄」が手に入りますが、治療に使う高用量を摂ろうとするとお値段は高くなります。
DHCはかなり安いようですが、理由は不明です。。。ワカササプリは、造血に必要なビタミンB6、銅、モリブデン、パントテン酸などが微量ながら含まれているので少々お高くなっているようです。

気を付けなければいけないことは、鉄剤の過剰な摂取です。
肝臓に鉄が蓄積すると、「ヘモジデローシス」と呼ばれる肝臓障害を引き起こします。
ですから、貧血の治療をする際は、医療機関で採血をして、血中に存在する「血清鉄」と細胞内の貯蔵鉄である「フェリチン」の双方ともに過不足ないこと確認しながら、鉄剤の内服量および期間を調整するのが安全です。

以上、意外と知らない鉄剤のお話でした。



この秋から始まる、美容皮膚科&アンチエイジング外来も着々と準備が進んでおります。
脱毛、フォトブライト、イオン導入、プラセンタのエレクトロポレーション、ドクターズコスメ、抗酸化ドクターズサプリなどなど、美と健康に関するあらゆる情報をご紹介させていただきます。

「心、健、美」をマネージメントする総合クリニックとして、みぞぐちクリニックはさらにアップデートし続けます!!














 


 

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